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キングコング髑髏島の巨神MX4D感想「高評価」ネタバレあり

キングコング:髑髏島の巨神とは

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「キングコング:髑髏島の巨神(どくろとうのきょしん)『原題=Kong: Skull Island』」2017年3月25日(土)日本初公開。

 

「人類よ、立ち向かうな」

この逆説的なキャッチコピーが全てを物語っている。

 

ジョーダン・ヴォート=ロバーツ監督によるアメリカ合衆国の怪獣映画。キングコングの映画としては通算8作品目となるようだ。制作陣営のメンバーからも「GODZILLA ゴジラ」(2014)を意識した作りとなっている。本映画でこそMX4Dのスリルと臨場感を体感したいと考え、上映開始日にTOHOシネマズ海老名で鑑賞してきたので感想をまとめることにする。

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ストーリーと概要


映画『キングコング:髑髏島の巨神』特別映像(Kong is King)【HD】

▲3/27(月)に公開された映画紹介の詳細動画。

未知生命体の存在を確認しようと、学者やカメラマン、軍人からなる調査隊が太平洋の孤島“スカル・アイランド(髑髏島)”にやって来る。そこに突如現れた島の巨大なる“守護神”キングコング。島を破壊したことで、“彼”を怒らせてしまった人間たちは究極のサバイバルを強いられる。

引用:キングコング: 髑髏島の巨神 - Wikipedia

 

登場モンスターリスト(日本のアニメ/ゲームの影響)

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映画全体には『もののけ姫』の要素が多く含まれているとし、登場するクリーチャーは「宮崎駿監督作品に出てくるようなもの。精神性があり美しく、パワフルなものを目指した」と語っており、『千と千尋の神隠し』のカオナシや『新世紀エヴァンゲリオン』の使徒サキエルを彷彿とさせるトカゲも登場する。
本作のコングは体長31.6メートルの巨体に設定されているが、これは将来的にゴジラと対決させるためという理由の他に「見上げたときに『神だ』と思うサイズを意識しているんだよ。『ワンダと巨像』に感じるような威厳をね」と述べている。

参考:キングコング: 髑髏島の巨神 - Wikipedia

日本の創作物から大きく影響を受けた作品となっているため、日本人にとってとても馴染み深い仕上がりとなっている。また、多様な種類のモンスターが出現するため、最初から最後まで緊張感が続く。

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キングコング

ゲーム「ワンダと巨像」は高校時代に友人におすすめされたことをきっかけに初めてプレイした。巨人の圧倒的な存在感に対して真っ向勝負で戦うスリルと臨場感によってコアなファンを虜にした。また、神と対峙するかのような独特な世界観が「ワンダと巨像」の魅力。

 

その「ワンダと巨像」の影響を受けた神々しい存在、本作の髑髏島の主が「キングコング」。夕日を背景に仁王立ちする巨体のシルエットはとても美しく、畏怖に値する生命力が感じられる。

 

スカル・クローラー

「新世紀エヴァンゲリオン」の使徒サキエルや「千と千尋の神隠し」のカオナシをイメージしたキャラクターデザイン。2本の腕を持つ巨大なヘビトカゲ。地底から地表に湧き出てくるモンスターであり、これの天敵はキングコングのみ。高い戦闘能力があり、状況やサイズ次第ではキングコングでも苦戦する。また、手榴弾で自爆しようとする戦闘員を判断できるなど、知能があることもうかがえる。髑髏島の生態系をおびやかす破滅を導くモンスター。

 

バンブー・スパイダー

「エヴァンゲリオン」の使徒マトリエルをイメージしたキャラクターデザイン。竹林の頭上に潜む巨大足長クモ。主な攻撃手段は鋭く尖った細長い脚であり、クチの牙(顎)で仕留める一般的な蜘蛛とは異なる。竹林に擬態化して獲物を待ち伏せし、その鋭利な足で串刺しにする。貫通力のある高い攻撃力を持つが、髑髏島の中ではそこそこの強さにあたる。脚や胴体の防御力の弱さ、退避する素早さに欠ける。

 

スケル・バッファロー

ジブリ作品「もののけ姫」のシシ神様をイメージしたキャラクターデザイン。今作のキングコングと同等サイズを誇る。沼地周辺に生息し、巨大な鹿のようなツノを持つバッファロー。立派な角には無数の草木が絡み付いており「森の神」の雰囲気を宿している。そのことからもかなりの高齢であり、神秘的な雰囲気が神々しい印象を与える。また草食動物であり、基本的には人間に対して危害を加えることはない。

 

リバー・デビル

イカとタコを合わせたような姿の巨大海洋生物。大型のタコやイカは定番モンスターだが、これらは現実世界にいてもおかしくない。また陸や空だけでなく、水中にも主要モンスターがいるところがよりリアルに感じられた。髑髏島に住む大型生物を食料にしているので、この海域から出ることはないのだろう。

 

30M級キングコングと同等サイズであり、とてもパワフルである。てかゴリラって雑食だとは思ったけどタコも食べるのかよ?この疑問が頭から離れない。めっちゃ美味しそうに食べるから築地に行きたくなった。

 

スカイ・キラー

コウモリともプテラノドンともいえるような大型鳥類。人間を鷲掴みにして飛ぶことや、手足を引き裂くことができる程度のパワーを持ち合わせている。髑髏島の生態系の中では下級クラスになるため、数多く生息し集団で狩りをしている。休憩時は集団で樹木に留まり、枝葉に見立てて擬態化する。

 

ウォーキング・ウッド

丸太に擬態できる巨大なフナムシのようなバッタ型ミノムシ?にも圧巻だった。島の閉鎖的な環境下では、このようなガラパゴス化した巨大生命体がいてもおかしくないだろう。巨体だけど草食動物なので、肉食動物から身を隠しながら生きる必要がある。生物として面白い進化であり、髑髏島の魅力溢れる多様性を感じられた。

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MX4D視点からの感想|キングコング髑髏島の巨神 

映画 キングコング:髑髏島の巨神  KONG:SKULL ISLAND 2017 トム ヒドルストン ブリーラーソン サミュエル L ジャクソン

序盤からキングコング降臨

第二次世界大戦中のパイロットが髑髏島(スカルアイランド)に不時着する場面から始まった。不時着した戦闘員同士で一騎打ちの死闘をしているところに今作のキングコング降臨。30メートル越えの迫力のある存在感を見せつけられ、序盤の掴みとしては最高だった。怪獣映画は詳細な状況説明よりも、心を揺さぶられるようなインパクトが最重要である。

 

時代背景によるリアル

序盤の第二次世界大戦から話は進み、時代は1973年のベトナム戦争終結時。アメリカと旧ソ連の冷戦による微妙な関係性もリアリティを加速させる。本映画はこの半世紀程前の時代をベースに制作されている。そのため、テクノロジーがまだ現代レベルにまで発展していなく、科学と神話の境目がはっきりしていない時代背景が想像をかきたたせる要因にもなっている。

 

ソ連よりも先に髑髏島の研究を進めるためにアメリカ側が衛星写真の情報をもとに探索を開始する。島に上陸するまでの道理に沿った流れも作品の魅力を押し上げている。

 

ミリタリー(軍事)要素の高さ

ベトナム戦争終結時をテーマにしていることもあり、今作は軍事色の強い仕上がりになっている。海上から髑髏島に上陸する際の武装ヘリによる編隊も見事であった。

 

その他、爆薬や火炎放射器、毒ガス、各種銃火器類を多用した表現も見応えがあった。終盤の大佐によってキングコングを焼き払うナパーム作戦は地獄の業火そのものだった。戦争映画にも負けない徹底ぶりの内容だったように感じる。

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日本刀LOVE

監督の日本刀への愛が半端なく、メインウエポンのひとつと化していた。ガスマスク装備ジャパニーズソード無双のシーンは完全に監督の遊び心だろう。ネタな感じもしたけど、観ていて純粋に面白い。外国人ウケするポイントになっているようにも感じる。

 

焚き火の香りエフェクト

焚き火は暖を取るだけでなく、野営する際の心の拠り所にもなる。視覚的要素だけでなく、嗅覚からもその状況が伝わることで臨場感が増した。焚き火を表現した香りによって緊迫した状態から解放され、一時的にほっこりとした気持ちになれた。

 

スモッグエフェクト

不時着時の序盤から劇場に立ち込める霧のエフェクトによって一気にこの世界に引き込まれた。また、嵐に包まれた髑髏島に突き進むシーンや、スカル・クローラーの徘徊する島西部の墓場などで、スモッグが画面の前に出現することで奥行きが生まれてリアルな表現に繋がった。

 

スプラッシュエフェクト

椅子に内蔵された水鉄砲のようなもので、顔に水を掛けられる演出。バンブー・スパイダーの真下から射撃した際に、体液がかかった時の不快感は良い意味で最悪だった。また、髑髏島は水資源の豊富な環境なので、水気のある場所での戦闘が主であった。そのため終盤は「もう水かけないで。ごめんて!本当にごめんって辞めてw」みたいな精神状態だった。少しやりすぎ感あるような感じがまたたまらない。さすがアトラクション型の映画鑑賞スタイルMX4D。

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プレストン・パッカード大佐の言動の変化

部下のチャップマン救出

キングコングの反撃によって多くの部下が殺されてしまい、プレストン・パッカード大佐は大きく動揺した。しかし、島に不時着して生存した兵士もいたので大佐は救出を最優先と考えた。部下のひとりであるチャップマンから島の西部にて生存報告があり、パッカード大佐は生き残った部隊を引き連れて報告のあった場所へ向かう。

 

パッカード大佐の部隊が島の西部に到達する前に、チャップマンは大型スカル・クローラーに捕食されてしまったようだった。チャップマンの名前の刻まれたタグを大型スカル・クローラーが消化しきれないものとして吐き出したために証拠となった。

 

パッカード大佐のキングコングに対する復讐心

このチャップマンのタグが発見された時点で、島の西部へ救助に行く必要性がなくなった。しかし、パッカード大佐は武器・弾薬が不時着したヘリコプターに積んであることを理由に、そのまま島の西部を目指す。キングコングに復讐することで、部下たちの無念が晴れると信じた。この時点で大佐は、キングコングを武力でねじ伏せて討伐することしか考えられなくなってしまう。

 

島の守り神であるキングコングに対し、冷静な判断を欠いてナパームによる火炙りを行い、弱って転倒したところを爆弾で頭部破壊する作戦を実行しようとする。その緊迫した状態で間違いを諭されるも既に大佐に判断力はなく、部下たちからも見放されてしまう。その直後、一瞬のすきをついたキングコングによって、大佐は拳に叩き潰されて死んでしまった。

 

イレギュラーな状況と責任ある立場が生み出す恐怖

キングコングやその他怪獣や未知の髑髏島、大佐の役職であるため部下の命の責任など多くの恐怖が同時に押し寄せて板挟みになってしまったように感じる。そのやり切れない気持ちである苛立ちや理不尽な思いをどこかにぶつけたかったのではないだろうか。そのことから、島から脱出して生還するよりもキングコング討伐を優先させたのだろう。部隊崩壊の原因となったキングコングの命を奪うことで、この最悪の状態から報われることを願った。

※感想追記予定

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キングコング(2017)とキングコング(2005)の比較

キング・コング KING KONG 2005 (吹替版)

2005年版の旧キングコングもとても楽しかった。しかし前作の旧キングコングは、端的に言えばただの「美少女大好きマン」でしかなく、ひらすらブロンドへアーの女優を追いかけ回す純粋無垢だけど野蛮で野性味溢れる単調なパワフルゴリラだった。

 

それに対して、今作のキングコングは島の守り神として崇められる絶対的な存在。全く別物の映画として鑑賞するべきだろう。

 

島人(先住民)

前作では野蛮で攻撃的な黒人の先住民で作成されたが、今作の方がリアルに感じる。南太平洋の立地から想定できそうな先住民に再設定された。個体識別だけでなく擬態も意識しているのだろうか、体中にペイントを施している。また、外界から完全に閉鎖された環境なので、資本主義特有の概念や物欲等を持ち合わせていない。同シリーズでも監督によって全く異なる作品に仕上がるので面白い。

 

MX4Dとは

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“MediaMation MX4D”とは、エンタテインメントの本場米国ロサンゼルスに本社を構え、4D/5Dモーション・エフェクト・シアターとシートの特許を持ったリーディングサプライヤーでありメーカーのMediaMation社が開発した、3D映画を超える最新の「体感型」4Dシアターシステムです。映画のシーンに合わせて、客席のシートが前後、左右、上下に動くとともに、風、ミスト、香り、ストロボ、煙や振動など五感を刺激する特殊効果が11種あり、これらが連動することによって、通常のシアターでは決して味わえない「アトラクション型の映画鑑賞スタイル」を実現。“MediaMation MX4D”の登場によって、映画は「観る」から「体感する」に変わります。

引用:MX4Dついて教えてください。 | TOHOシネマズ よくあるお問い合わせ

 

4DXとMX4DとIMAX

MX4Dとよく比較対象にされる4DXやIMAX。それぞれに魅力があるので、どれが一概に優れているとは断言しにくい。しかし4DXでは本作品「キングコング:髑髏島の巨神」から熱風のエフェクトが新しく追加された。そのことから考えると、今回は4DXで観ればよかったかもしれない。あたり一帯を破壊する爆撃や燃え広がるナパームの熱風演出を体感してみたかった。MX4Dで全力で楽しめたのだから後悔することはないかもしれない。だがそれでも隣の芝は青く見える。是非とも僕の代わりに4DXでこのド迫力を楽しんできてほしい(白目)

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エンドロール後のモスラとゴジラとキングギドラ

エンドロール(エンディング)後の演出まできちんと観てほしい。続編への期待を抱かせる秀逸なアプローチだった。

 

ゴジラVSキングコング(2020)など上映予定作品

「GODZILLA 2(原題)」(2018年)や「ゴジラVSキングコング」(2020年)も既に上映が予定されている。怪獣映画の凄まじい迫力はファンを魅了し続ける。キングコング(2005年版)もスリルがあって面白いので、是非とも鑑賞することをおすすめしたい。

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